昨日の夜から降り始めた雨は、今日の朝方は、雷を伴った豪雨になったので、ビックリしました。
私の庭先では、四季折々の花が、いつも咲き誇り、家族だけで無く、訪れる人も、花々に癒やしを貰っています。
数日前から、庭の20株を越えるの紫陽花の花(正確には萼です。)の花芽がつき始めていましたが、雨で、一寸早く、綺麗な花が見れそうです。
毎日朝早くから水遣りをしていた畑の夏野菜も生き返ったように元気になりました。
ここ数日、川柳の雑誌や参考書を、暇に任せ読んでいます。
数年前から購読している川柳マガジンを読んでいたら、二人の女性川柳作家の作品に出会い、感動しました。
その一人は2017年の11月号で特集された「今注目の川柳作家」で紹介された「鈴木かこ」さんです。
幼い頃から何度も足を運んで楽しんだ宝塚歌劇で培われた美意識よって空想の世界に招き入れられ、素晴らしい感動的な作品を生み出しておられます。
私なんか、どんなに頑張って持つくれない、文学的な表現の句が、百句ありました。
その中から、私が感銘を受けた10句を観賞して貰えれば
梅雨の晴れ間に悲しみを干しておく
フラットもシャープも弾む春の天
お見舞いは草野匂いの風にする
泣きたいときは青空の指定席
夕焼けにもたれて淋しさをほどく
耕した日々がふっくら柔らかい
優しさを結ぶと太い線になる
シャンソンになるまで泡立てる音符
花びらの隅まで染めてゆく夕日
ラムネからシュワッと夏がやって来た
も一人は、同じく2017年の12月号の特集された、第15回川柳マガジン文学賞大賞を受賞された「渋谷さくら」さんです。
今も現役で看護師として頑張っておられ、川柳の勉強は、ネット句会が中心だそうです。
第13回では、準賞に入賞され、今回、目出度くトップの座を射止められた方です。
それでは、大賞の作品の10句の中から、私が感銘した句を5句ほど、皆さんに鑑賞してもらいます。
白衣着る天使ではなく人として
傷つけるだけにはすまい針を刺す
毒になる薬くすりになれる毒
いのちには教えてもらうことばかり
生きて死ぬ人みなひとの手をかりて
選考者の選評は、いのちの重さ、経験と体験に裏つけされた実感句の評がありました。
また、漢字とひらがなが上手に使われています。
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ちなみに現在は…??
posted by osamu at 18:01|
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川柳雑感
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