先日、買った白川靜さんの「漢字の体系」を、時間を探しながら沈読しています。
夜の床につく前、朝早く起きて朝刊を読み終わった後、ぼーっとして何もすることがないときに、読んでいます。
今朝、ページを捲っていたら、ちょうど「修」のところが目に止まりました。
修という字の事が知りたく調べました。
ところが「修」と「悠」との不思議な繋がりが解りました。
「修」も「悠」も同じ「攸」の文字からできあがっています。
そこで、漢字の体系の説明を引用します。
【古代中国では、汚れや罪科を祓うために、種々の呪儀が行われたが、最も一般的であったのは、我が国と同じであろう。
罪や穢れを救うために、また重要な神事を行う前に、川などで身を清める禊ぎをした。
攸は、人の背に水をそそぎ、これを滌う意で,條(細い枝)で背を流し洗うのである。
滌い終わった清められた状態を修といい、その落ちついた心境を悠という。
旅先から帰ったときも,先ず足を洗い,爪を切り揃え,汚れを除くことが行われた。】
孫の悠晴が生まれた頃から,天然な髪の毛、愛嬌がよく人なつっこいところ、優しい心、人への気遣いなどよく似ていたので、何となく私そっくりだと思っていました。
また、ちょっと短気なところ、正直なところも、よく似ています。
孫は、二人だけですが、人に優しい、素直な、はっきり自己主張する大人になって欲しいです。