今日の午後は、今回で8回目を迎える「父の日川柳」の審査が、熊日新聞社の4階の会議室で行われました。
審査には、4月に発足した熊本県川柳研究協議会の役員を中心に行いました。
8年前に比べると、入選作品も、少しずつ変化しました。
特に、変わってきたのは、高校生以下の作品の中に、大人顔負けの感性が豊かなものが多くなったことです。
数日前から書棚に並んでいる先輩の句集を読んでいます。
その句集の中に、タイトルから見ると畑で農作業をしている私の現在と似通った方、迫田矢城さんの川柳句集「農耕の詩」が目に止まり、昨日から読み始め、 今日は、一通り読み終えました。
農業の経験がある私から見ると、年齢は一回り違いますが、共感できる句が沢山ありました。
共感した佳吟を数句紹介します。
野良の汗まるで雑巾絞るよう
俺の野菜は総生産に含まれず
あいにくの雨も畑へ降れば慈雨
初南瓜を祖先の霊へ先ず供え
もぎたてのトマト頬張る野良仕事
濃厚に夏は朝駆けして昼寝
これらの句の他にも、私の心をくすぐる句が沢山ありました。
この句集には、随筆も幾つかありましたが、私の夢と似たものがありました。
それは、川柳の五七五の下五の「句語」を集めて、句語の手引きを作成された話がありました。
私の夢と同じ夢を持っておられた方がいたことを知って、私もこの夢を達成したいと考えました。
この夢の達成には、根気強さ、正確さ、几帳面さ,綿密さが要求されますが、頑張ってみたいと考えました。
先ずは、色々な資料を集めたいと思います。