昨年の残りの種なので、ちょっと自信がありませんが、芽が出るのを信じて優しく蒔きました。
種まきの後、新聞に目を通していたら「懐かしい七島イ」の記事が出ていました。
この「七島イ」が、今も大分の農家で植えられているという記事です。
私が小学生の頃、本家の庭で、夜遅くまで「七島イ」の作業が行われていたのを鮮明に記憶しています。
「七島イ」の作業は、短期間に行われるので、近所の方がお手伝いに来て大変賑やかに行われていました。
作業の終わった後に、サイダーやラムネ水を飲んだり、西瓜を食べたりするのが、楽しみでお手伝いをしたものです。
現在は、畳表と言えば「イ草」ですが、小さい頃の私は、畳と言えば「七島イ」とだと思っていましたが、高校生頃になって畳表は「イ草」が多く、イ草が八代地方で植えられているのを知りました。
私達の地域では、ほとんど畳表は「七島イ」を使っていました。
「イ草」より少し大きめで、色は濃い緑で、肌に優しかったようです。
記事を読んでいく内に、同じよく似た畳み表なのに「イ草」と「七島イ」には、違いがあることが分かりました。
「イ草」は、イグサ科ですが、「七島イ」は、カヤツリグサ科だそうです。
「七島イ」は、茎の根元は、太さ4ミリほどの丸みを帯びた三角形で先端になるほど角が鋭くなっています。
また、「イ草」は泥染めしますが、「七島イ」は、泥染めせずに茎を縦に割いて畳表におります。
母や伯母が、朝早くから夜遅くまで畳表を追っていたのを記憶しています。
なぜ「七島イ」と呼ぶのかは、鹿児島県のトカラ列島から伝わり「七島」の名がついたそうです。
私達は、「しちとうい」とは呼ばず「しっとう」と呼んでいました。
懐かしい記事に出会い、今まで知らなかったことも分かり、皆さんにもお話ししました。
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ちなみに現在は…??
